リバネスが主催する第8回超異分野学会 本大会(2019年3月8-9日(金、土))内で、
ゲノム情報の産業応用を進めるベンチャー・研究者によるパネルディスカッション「ゲノムと産業とぼくたち 〜ゲノム活用社会への取り組みと展望〜」を開催、ブースも出展いたしました。
第8回超異分野学会本大会概要
主催: 株式会社リバネス
開催日時: 3月8日(金) 09:00~18:20 3月9日(土) 09:00~18:20
開催場所: ベルサール新宿グランド 大会URL: https://hic.lne.st/2019
パネルディスカッション
「ゲノムと産業とぼくたち 〜ゲノム活用社会への取り組みと展望〜」
https://hic.lne.st/2019/02/04/8th-hic-6/
グランドパートナー 株式会社カイオム・バイオサイエンス
セッションパートナー 株式会社Rhelixa
日時:2019年3月8日(金)10:00〜12:00
近年、「ゲノム(遺伝情報)」の編集や読み取り技術の発展により、ヒトに限らず様々な生物において、ゲノム基礎研究は大幅に発展しました。これら知見や技術の蓄積に伴い、ゲノム情報に基づくヒトの疾患の発症や有無の判断、食品のゲノム編集といった実社会における活用を目指した動きが進んでいます。一方で、ゲノム情報や編集を行う技術を実社会でのサービスとして提供していくには多くの制限や課題が残されています。本セッションでは、ゲノム情報解析や編集技術に関わる革新的な技術を持つスタートアップ企業および研究者が社会実装に向けた取り組みと課題について議論を行い、ゲノム活用社会の実現に向けた展望を明らかにしていきます。
<登壇者>
近畿大学水産研究所 教授
家戸 敬太郎(かと けいたろう) 氏
近畿大学農学部水産学科卒業、近畿大学大学院農学研究科修士課程修了「博士(農学)」。近畿大学水産研究所助手、講師、准教授を歴任したのちに現職。近畿大学水産研究所白浜・富山実験場長を兼任。マダイを中心とした海水養殖魚の品種改良や養魚用飼料の開発,クロマグロの種苗生産技術開発、マアナゴやアカムツなどの新養殖魚種の開発など、海水魚の養殖に関する実用的な研究を幅広く行っている。
慶應義塾大学 医学部 腫瘍センターゲノム医療ユニット
加藤 容崇(かとう やすたか) 氏
北海道大学医学部腫瘍病理学分野にて博士(医学)取得。北海道大学医学部特任助教、ハーバード大学医学部付属マサチューセッツ総合病院腫瘍センターNabeel Bardeesy研リサーチフェローを経て、現在、北斗病院病理遺伝子診断科・腫瘍医学研究所および慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニットに勤務。癌遺伝子検査をリサーチベースではなく、クリニカルベースに乗せることで多くの癌患者からのゲノムデータの集積を行なっている。臨床データとin vitro、ex vivo(オルガノイド)のデータを統合し次世代の薬剤有効性の事前判定システムの構築を目指している。
徳島大学大学院 社会産業理工学研究部 生物資源産業学域
生物生産科学分野 助教 渡邉 崇人(わたなべ たかひと) 氏
徳島大学大学院博士後期課程修了「博士(工学)」。徳島大学農工商連携センター特任助教、徳島県立農林水産総合技術支援センター主任研究員を経て、現在は徳島大学大学院社会産業理工学研究部助教として、ゲノム情報・ゲノム編集技術を活用した産業有用昆虫の系統育種の研究を行う。専門は分子生物学、応用昆虫学。近日中にコオロギの食用利用を普及するベンチャー「(株)グリラス」を設立予定。
株式会社Rhelixa(レリクサ) 代表取締役社長
仲木 竜(なかき りょう) 氏
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了「博士(工学)」。計算生物学者。次世代シーケンサーより得られた網羅ゲノム・エピゲノム情報の解析アルゴリズムの開発・応用を専門とする。大学院在学中の2015年2月に株式会社Rhelixa(レリクサ)を設立。独自の解析アルゴリズムおよびノウハウを活用し、大学や研究機関、製薬企業、食品企業といった様々なクライアントに対して、ゲノムやエピゲノム情報を活用した基礎研究、製品開発の支援を行なっている。
<モデレーター>
株式会社ヒューマノーム研究所 代表取締役社長
瀬々 潤(せせ じゅん) 氏
東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士(科学)。東京大学助教、お茶の水女子大学・准教授、東京工業大学・准教授、産業技術総合研究所・研究チーム長を歴任。機械学習・数理統計の手法開発および生命科学の大規模データ解析を専門とする。米国計算機学会のデータマイニングコンテストKDD Cup 2001優勝、Oxford Journals-JSBi Prize 受賞。