この度、NGS解析を支援した研究に関しての論文「Assay for transposase-accessible chromatin with high-throughput sequencing reveals radioresistance-related genes in oral squamous cell carcinoma cells」がBiochemical and Biophysical Research Communications、Volume 597 , 15 March 2022, Pages 115-121 に掲載されました。
[本論文の概要]
放射線治療が重要な位置づけとなる口腔扁平上皮癌においては、放射線耐性が大きな問題となっています。本研究において、ATAC-seqを用いてクロマチンアクセシビリティの状態が評価され、RNA-seqを用いて得られた遺伝子発現パターンとのデータ統合により、放射線耐性の獲得メカニズムについて予測が行われました。
[研究論文へのリンク]
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0006291X22001620?via%3Dihub
株式会社Rhelixa(レリクサ)について
当社は最先端のゲノム・エピゲノム解析で培ってきた技術を活用して、生物学・医学・薬学領域における基礎研究や製品・ソリューションの開発、またはそれらの受託業務を行っています。次世代シーケンサーにより得られるエピゲノムデータの他、ゲノムやトランスクリプトーム、メタゲノムデータを組み合わせた統合的なデータ解析により、細胞制御の詳細なメカニズムの予測や精度の高いマーカーの探索を行います。また、研究開発のあらゆる場面で必要となるデータの統計解析や機械学習、図版作成を基礎知識を必要とせず誰もが手元で実現できる環境を提供しています。